Construction Management
『松虫通の家』が来週で更地になって地盤調査に進みます。
今週は各業者さんと見積りの為の詳細設計のやりとりを進めていました。
ん?『各業者さん』と?
はい。実は今回は分離発注方式で工事を進めるのです。
分離発注とは一般的にCM方式とも言われていますが、通常お施主さんは工務店と工事請負契約を交わし、その先の各業者さんとは工務店さんがお金のやり取りや内容の打ち合わせを行うのですが、分離発注方式ではお施主さんが各業者さんと契約を交わし、打ち合わせも直接行う、ということになります。
とは言うものの、建築業に関わっているお施主さんでもない限り、なかなか各業者さんとの打ち合わせを直接行うことは難しいですし、そこは設計事務所が代わって行うワケですね。
そしてすべての業種を分離にしちゃったら施主or設計者が工務店に代わって行程から全ての取り合いから決めなければならなくなり、それは実際には無理な話なので、今回は
『建築工事・電気工事・設備(給排水)工事・住宅設備』
の4つに分けての分離発注です。工務店さんが建築工事を担うので、全体の取りまとめはやってもらえます。
と、言うわけで。単純にメールの数は4倍になりました!
まあ工事が始まってしまえばたいがいどの現場でも直接やりとりは出てくるので、それが設計段階から始まったって感じです。
リノベーションでは分離発注は何度かやってるけれども新築ではmillsも初の試み!!ここは慎重に、そして気合充分で進めましょう!!
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